ごあいさつ
国際的な激しい大学間競争を勝ち抜くためには、国内外から優秀な学生・研究者を獲得し、人材を育成し、研究成果を上げ、それを世界に発信していくことが大切です。大阪大学では国立大学法人としての使命を果たし、この時代の要請に応えていくために未来戦略機構が創設され、創薬基盤科学研究部門が平成24年12月に設置されましたが、これが当部門のスタートになります。部門設立時提案書において、「大阪大学の創薬に関係した研究者らが部局横断的に集結し、研究設備やノウハウを共有する場があれば、大阪大学が世界的に見てもトップレベルの創薬科学推進拠点となることが期待できる。」と述べております通り、大阪大学が一つになって創薬に臨む事が非常に重要であり、我々はこの4年間その環境作りに務めてまいりました。この精神を受け継いで、平成29年4月から、先導的学際研究機構の創薬サイエンス部門と名を変え、さらなる発展を目指して再出発することとなりました。これを機に、これまでの支援の役目を引き継いで行うとともに、当部門主導で幾つかのプロジェクトを推進し、その成果を社会に、そして大阪大学に還元したいと考えています。
創薬基盤研究・技術の推進と大阪大学発創薬の実現のため、何卒ご協力ご支援いただきますようお願い申し上げます。
令和3年4月